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全英シニア・オープンについて

全英シニアオープン(The Senior Open Championship presented by Rolex)は、1987年に第1回が、スコットランド南西部のターンベリー・ゴルフリゾートにて開催されました。この時は単にゴルフのシニア大会の一つ大会としての開催でした。1992年からは同年に創設されたヨーロピアン・シニアツアーに組み込まれ、2003年からはアメリカのシニアツアーであるチャンピオンツアーのメジャー大会の1つとして開催されています。毎年7月の全英オープンの翌週に開催されるのが習わしとなっています。全英オープンと同じくR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ)が主催しています。設立当初は、数年続けて同じコースで行われていた大会もありましたが、2003年のメジャー競技への昇格後は、毎年コースを変更し、しかもリンクスコースやパークランドコースなど様々なタイプのコースにて開催されるようになりました。メジャー競技への昇格前ですが、日本の須貝昇選手が2002年にアイルランドのロイヤル・カウンティダウンにて優勝を遂げています。又、毎年、多くの日本人シニアプレイヤーが全英シニア・オープンに参戦しています。この大会の優勝者は、翌年の全英オープンへの出場資格が与えられます。

歴代の優勝者と開催コースに関して

 年度

開催会場

優勝者

優勝者国

優勝スコア

1987

Turnberry Ailsa

Neil Coles

England

279(-1)

1988

Turnberry Ailsa

Gary Player

S.Africa

272(-8)

1989

Turnberry Ailsa

Bob Charles

New Zealand

269(-11)

1990

Turnberry Ailsa

Gary Player

S.Africa

280(0)

1991

Royal Lytham&St-Annes Golf CLub

Bobby Verwey

S.Africa

285(-1)

1992

Royal Lytham&St-Annes Golf CLub

John Fourie

S.Africa

282(-2)

1993

Royal Lytham&St-Annes Golf CLub

Bob Charles

New Zealand

291(+7)

1994

Royal Lytham&St-Annes Golf CLub

Tom WargoU.S.A280(-8)

1995

Royal Portrush Golf Club

Brian Barns

Scotland

281(-7)

1996

Royal Portrush Golf Club

Brian Barns

Scotland

277(-11)

1997

Royal Portrush Golf Club

Gary Player

S.Africa

278(-10)

1998

Royal Portrush Golf Club

Brian Huggett

Wales

283(-5)

1999

Royal Portrush Golf Club

Christy O'connor Jnr

Ireland

282(-6)

2000

Royal County Down Golf Club

Christy O'connor Jnr

Ireland

275(-9)

2001

Royal County Down Golf Club

Ian Stanley

Australia

278(-6)

2002

Royal County Down Golf Club

Noboru Sugai

Japan

281(-3)

 

以降。メジャー大会へ昇格

 

 

 

2003

Turnberry Ailsa

Tom Watson

U.S.A

263(-17)

2004

Royal Portrush Golf Club

Pete Oakley

U.S.A

280(-4)

2005

Royal Aberdeen Golf Club

Tom Watson

U.S.A

280(-4)

2006

Turnberry Ailsa

Lorren Roberts

U.S.A

274(-6)

2007

Muirfield

Tom Watson

U.S.A

284(0)

2008

Royal Troon Golf Club

Bruce Vaughan

U.S.A

278(-6)

2009

Sunningdale Golf Club

Lorren Roberts

U.S.A

268(-12)

2010

Carnoustie Golf Links

Bernhard Langer

ドイツ

279(-5)

2011

Walton Heath Golf Club

Russ Cochran

U.S.A

276(-12)

2012

Turnberry Ailsa

Fred Couples

U.S.A

271(-9)

2013

Royal Birkdale Golf Club

Mark Wiebe

U.S.A

271(-9)

2014

Royal Porthcawl Golf Club

Bernhard Langer

Germany

266(-18)

2015

Sunningdale Golf Club

Marco Dawson

U.S.A

264(-16)

2016

Carnoustie Golf Links

Paul Broadhurst

England

277(-11)

2017

Royal Porthcawl Golf Club

Bernhard Langer

Germany

284(-4)

2018St-Andrews Golf Links Old CourseMiguel Angel JimenezSpain276(-12)
2019 Royal Lytham&St-Anns Golf ClubBernhard LangerGermany274(-6)
2020Sunningdale Golf ClubCancelled  
2021

Sunningdale Golf

Club

Stephan DoddWales267(-13)
2022Glen Eagles Golf ResortDarren ClarkN.Ireland270(-10)
2023Royal Porthcawl Golf ClubAlex CejkeGermany289(+5)
2024Carnoustie Golf LinksK J ChoiKorea278(-10)
2025

Sunningdale Golf

Club

   

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全英シニア・オープンを彩った選手達

・トム・ワトソン:3度の優勝(2003年ターンベリー ホテル&ゴルフ リゾート アイルサコース、2005年ロイヤル・アバディーン ゴルフクラブ、2007年ミュアフィールド)ミスター・リンクスと呼ばれたアメリカのトム・ワトソンは、全英オープンを5度制しています。全英オープンと全英シニア・オープンの両方では、通算8度となります。しかも、開催地としてターンベリー アイルサコースとミュフィ―ルドの舞台では、全英オープンと全英シニア・オープンの両方に勝利しています。

・ベルンハルト・ランガー:通算4度の優勝(2010年カーヌスティ ゴルフリンクス、2014年ロイヤル・ポースコール ゴルフクラブ、2017年ロイヤル・ポースコース ゴルフクラブ、2019年ロイヤル・リザム&セント・アンズ ゴルフクラブ)を誇ります。 2003年に全英シニア・オープンがメジャー競技に昇格してからの4度の栄冠です。残念ながら、全英オープンでの勝利はありませんが、アメリカのマスターズ・トーナメントを2度制しています。パットやショットでのイップスを克服し、息の長い選手生活を続けています。

・ゲーリー・プレイヤー:メジャー競技に昇格前ですが、1988年と1990年のターンベリー ホテル&ゴルフ リゾート アイルサコース、1997年ロイヤル・ポートラッシュ ゴルフクラブにおいて、通算3回の優勝を成し遂げています。彼自身、全英オープンにおいても、1959年ミュアフィールド、1968年カーヌスティ ゴルフリンクス、1974年ロイヤル・リザム&セント・アンズ ゴルフクラブの通算3度の優勝を成し遂げています。生涯において世界のメジャー大会すべてに勝利を収めるグランド・スラマーである彼は、シニアの年齢になってからも、欧米のシニア・ツアーにおけるメジャー大会に勝利しております。

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店主目線 2016年の見どころ

全英シニアオープンが2003年にメジャーに昇格してから、2016年で第14回目の開催になります。まず店主が注目するのは、アメリカのトム・ワトソン選手です。5度の全英オープンを制したミスター・リンクスと呼ばれた選手です。1975年のカーヌスティでの初優勝を皮切りに5回の大会すべて異なった舞台で勝利しています。そして、全英シニアオープンでも、すでに3度の優勝を成し遂げています。同一コースで行われた全英オープンと全英シニアオープンの両方を2度ずつ制しているのは彼のみです。1978年の全英オープンと2003年の全英シニアオープンのターンベリー、1980年の全英オープンと2007年の全英シニアオープンのミュアフィールド、そして、2016年の全英シニアオープンは、カーヌスティで開催されます。1975年にここカーヌスティの全英オープンを制しています。当然ながら3度目の同一コースでの両オープンの優勝に期待が高まります。そして、前回のカーヌスティでの全英シニアオープンを制したドイツのベルハルト・ランガー選手にも期待が集まります。全英オープンこそ獲得はしていませんが、1985年と1993年の2度マスターズを制したメジャーチャンピオンであり、いつまでも衰えない非常にいきの長い選手の一人です。又。この大会はシニア・ルーキーがメジャー・チャンピオンとなる事が多い大会でもあります。50歳未満までのレギュラーツアーではあまり活躍が出来なった選手がこの大会に優勝するケースが結構あります。過去、何度も全英シニア・オープン、全英女子オープンの舞台を務め、数多くのヨーロピアン・ツアーの大会を開催してきた名門コースでの熱き戦いにご期待下さい。

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新着情報

2024年3月5日

2024年のゴルフ旅がようやく始まります。楽しみです。

2023年8月14日

2024年の全英女子オープンの開催期日が決定致しました。

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